製品仕様
安全性
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平常時の安全性
搬入出ハッチとトイレ接合マンホールはフラットになっており、ぶつかる・ひっかかる等の事故の発生がありません。また、特殊な鍵が付いているため、第三者が開けることはできません。鍵の保管ルールをマニュアル化することで、非常時に鍵の保有者がすぐに分かるようになっています。
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災害時の安全性
地下から備蓄物やトイレユニットを取り出すための昇降機(手動式リフト)が付属しています。耐荷重約100kgで、重い荷物も楽々取り出せ、作業者の安全性を確保できます。
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安全に関するご注意
災害トイレは、被災時に機能を果たせるように状態を把握しておく必要があります。利用時には下記の点にご注意ください。
- 災害トイレ2Ways大地くんは、災害支援・緊急用として利用するもので、日常倉庫としては使用できません。
- 避難シェルターとしては使用できません。
- 点検作業等で槽内に入る場合は2名以上で行ってください。必ず1名は地上に残り、槽内作業者と槽周辺の安全確保を担当してください。
施工性
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全国で設置できる技術
浄化槽の埋設工事とほぼ同等の作業量で設置が可能です。
全国各地に浄化槽業者がいるため、どのような地区であっても設置工事が可能です。※地盤の調査内容によっては設置できない箇所もございます。
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災害時の組み立てやすさ
設置場所の地下に仮設トイレを保管しているため、災害発生時に取り寄せや運搬が不要です。また、仮設トイレは専門技術者がいなくても、誰でも簡単に組立・設置できます。
耐久性
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地震に耐える強度
地震発生時、地下の震度は地上の2分の1から3分の1と言われています。東日本大震災や阪神・淡路大震災でも、地下構造物への負荷は地上よりも明らかに小さいことが立証されています。
当社テストピースを使用した材料強度測定では、地上震度6のテストを行っており、あらゆる地震の際に対応できる耐久性が確認されています。 -
紫外線
地下備蓄槽は直射日光を遮断するため、紫外線による備蓄物の劣化防止に有効です。このため、備蓄物の更新コストを最小に抑えることができます。
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長期維持・使用できるFRP製の槽本体
槽本体には、強度に優れたFRP素材を使用しています。FRP素材は化学変化を起こしにくく、劣化しないため、維持管理が軽減されます。万が一トラブルがあっても、浄化槽施工業者であれば充分に対応できる製品です。
また、地下埋設物は常に外部圧力にさらされますが、外部・内部応力に対する許容応力及び実物大強度試験を行い、その耐久性を確認しています。 -
再利用について
災害時にトイレとして使用した場合にも、内部を消毒・クリーニングすることで、使用前と変わらない状態まで戻すことが可能です。
環境への適合
過去の大規模災害時には仮設トイレのし尿処理をめぐり、不法投棄や細菌が広がるなどの問題が多く発生しました。
これらの問題は、個別に利用した仮設トイレの貯留量不足や、管理不行き届きが原因であると考えられます。
災害トイレ2Ways大地くんは、500人が30日間利用可能な貯留量を備えた大規模仮設トイレであり、槽本体は耐久性に優れたFRP製のため、し尿等が河川や海へ垂れ流しになるのを防ぐことができます。
地域の自然環境保全や美しい河川の水質維持に貢献するものと考えています。
災害トイレ2Ways大地くん
【高知県防災関連登録製品】高知県防災関連産業交流会認定番号:27高知防産第14号
- 製品名称
- 災害トイレ2Ways(ウェイ)大地くん
- 型番
- RSQ7523
- 販売価格
- お問い合わせください
- 寸法
- W7,500×D2,300×H2,300(mm)
- 容積
- 33.72㎥
- 有効貯留量
- およそ29.06㎥
- 槽本体材質
- FRP
- 重量
- 2,100kg以内
- 耐浮力合計
- 544.74kN
- 浮力
- 441.59kN
- 槽自重
- 常時:18.25kN/㎥・
地震時:23.51kN/㎥ - 土被り
- 常時:1.77kN/㎥
※商品改良のため仕様・外観は予告なしに変更することがありますのでご了承ください。
※画面表示と実物では多少色合いが異なる場合があります。あらかじめご了承ください。