大規模災害に備えて

大規模災害に備えて

し尿処理を延ばし。
災害時は、人命救助、安否・建物安全確認を優先に。

1995年の阪神・淡路大震災、
2011年の東日本大震災において、
被災した人々が最も困ったのは
トイレに関する問題でした。
避難所でのトイレ不足、
仮設トイレの機能回復問題など、
過去の大規模災害の教訓に学び、
これらの問題を1つで解決する製品として、
災害トイレ2Ways大地くんは
開発されました。

避難所のトイレ不足

阪神・淡路大震災、
東日本大震災の教訓

1995年の阪神・淡路大震災において、被災した人々が最も困ったのは食料でも衣服でもなく、トイレに関する問題でした。2011年の東日本大震災では、お年寄りや女性がトイレを我慢したり、水分補給を控えたことで生じる健康被害も大きな問題となりました。
災害時、1つの避難所には1,500~2,000人の人があふれ、トイレ不足が深刻な問題になります。水洗トイレは断水時に使用できず、下水道管路に糞尿を貯留するマンホールトイレは、管路の破損による衛生環境の悪化が指摘されています。また、災害対策トイレは専門技術者による継続的な管理が必要なものが多く、コストの高さがネックとなってしまいます。仮設トイレは維持管理のしやすさとコスト、場所に応じた基数の増減や移動が可能な点で、災害時には有用なものです。
災害トイレ2Ways大地くんは大規模仮設トイレおよびし尿一時貯留槽として、地域のトイレの問題を強力にサポートします。 実際の災害現場において、バキューム車収集運搬業者としての対策の必要性から生まれた製品です。

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災害時にトイレ設備が問題になる理由

災害時にトイレ設備が問題になる理由

想定避難者数は最大950万人

3日分の食糧備蓄を

内閣府の想定によると、南海トラフ地震が発生すると、避難者は1週間後に最大で950万人にのぼるといわれています。
被災直後には、最大3440万人が断水の影響を受け、東海3県の6~8割、近畿3府県の約9割、山陽3県の3~7割、四国においても7~9割で上水道の断水が想定されています。
東日本大震災において、食糧などの救援物資が3日程度手に入らない地域が多かったことから、災害トイレ2Ways大地くんでは食糧3日分、飲料水は10日分の備蓄を基本としています。

南海トラフ巨大地震の想定避難者数

“普遍性” に
勝るモノはなし

「災害救援槽2Ways 大地くん」はあくまでも原始的な造りにこだわり、30年後に災害が起こったとしても利用できる工夫を凝らしました。
先端の技術も時代が変化すれば、規格が全く別物になることもあります。 使い続けるためにはメンテナンス費用がかかったり、部品が損傷すれば交換が必要になります。 しかし生産が続いていなければ、部品交換は行えません。 大地くんはシンプルかつ普遍的な造りを徹底し、万一部品の交換を余儀なくされても、低コストな特別注文で 製作、あるいは代用できることを前提にしています。

  • 安全性
  • 耐久性
  • 使いやすさ

最低限の維持管理コスト

シンプル造りのため、使用開始以前の維持管理コストがほとんどかからず、メンテナンスにも専門技術者を必要としません。
また、地下備蓄槽は直射日光を遮断するため、紫外線による備蓄物の劣化防止に有効です。盗難などの被害を防ぐこともできるため、備蓄物の更新コストを最小に抑えることができます。

最低限の維持管理コスト

15分で組立・
設置可能な仮設トイレ

槽内に組立式トイレユニットを収納するため、災害時に仮設トイレを利用する際、運ぶ手間や時間が不要です。 中学生以上の健康な方であれば男女問わず、1基あたり約15 分で組み立て可能です。

組み立て動画を見る
15分で組立・設置可能な仮設トイレ